子供のための知育を探求しているryuです。
うちには5歳と2歳の娘がいるのですが、毎日仲良く遊んでいます。
一方で、結構な頻度でケンカもしています。
子供達がケンカをしているとき、みなさんはどうされていますか?
止める?叱る?無視する?
実は、ケンカも工夫次第で立派な知育になります。
今回は、知育のことばかり考えている私が実践しているケンカを学びに変える方法をご紹介します。
ケンカが子供を成長させる
子供のケンカは突然始まりますよね。
よくあるのが「おもちゃの取り合い」。
うちの場合は、妹がお姉ちゃんのおもちゃを奪うんですよね。
最終的にはお姉ちゃんが「もうイヤ!キライ!!」と言って拗ねてしまいます。
(布団に潜り込んだり、隅っこでうずくまったりします…)
でも、しばらくすると妹の方から「お姉ちゃん、どうぞ」と言っておもちゃを返します。
すると、お姉ちゃんが「ありがとう」と言って、再び一緒に遊びだします。
いつも自然にこの流れになっています。
ちなみに、お姉ちゃんが譲らず妹が拗ねるケースもありますが、この時も最後はお姉ちゃんが譲ってあげて、また一緒に遊んでいます。
ケンカをしても、二人の間で上手く折り合いをつけています。
でも、最初はそうじゃなかったんです。
そんな二人がどうやって折り合いをつけられるようになったのか…。
ケンカを学びに変える2つの方法
折り合いをつけられるようになったのは、二人ともケンカから様々なことを学んだからです。
しかし、ただケンカをしただけでは学びは薄いです。
そこで、学びを高めるために、私は次の2つを実践しています。
■ケンカは微笑んで見守る
まず、ケンカは微笑んで見守っています。
なぜなら、「ケンカは学びの宝庫」だからです。
今までは、親は基本的に許してくれたし、何も言わなくてもいろんな物を与えてくれた。
でも、兄弟や友達は譲ってくれないし、怒ってくる…
「どうしたらいいのか…」
これは貴重な経験です。
この経験を積み重ねることで、他人とのコミュニケーションや距離感の取り方、意見の違う人との折り合いのつけ方を学びます。
だから、親は余計な口を挟むな!です。
親が介入したら、「勝手に周囲が解決してくれる」と思ってしまい、主体性を失ってしまいますからね。
ケンカをしたとき、自分が引くのか、相手を説得するのか、それとも力づくで押し切るのか…
どれでも大丈夫です。
ケンカを見ていたらイライラしたり心配になったりしますが、ケンカ中は「良い経験してるな~」と考えて、見守ってあげましょう。
子供のために!
■ケンカ後に振り返らせる
次は、振り返りを促します。
方法は簡単です。
子供に考えさせるような声掛けをするだけです。
私が実践しているのは、
- 2歳の娘には「お姉ちゃん、悲しんでるよ」
- 5歳の娘には「どうする?」
これだけです。
ポイントは、まだ状況を理解する力が未熟な2歳には現状を認識させる。
考える力が発達してきた5歳にはどうするかを考えるように促す。
逆に、やってはいけないのが、親がどうするかを決めたり、答えを出したりしないことです。
「おもちゃを返しなさい」とか「今のは○○の方が悪い」とか。
とにかく!子供が考える邪魔をしないようにします。
子供に起きた変化
うちの子供たちは、最初はケンカをしたらお互いに離れて、別々のことをしていました。
しかし、前述の方法を実践し続けたところ、徐々にお姉ちゃんが妹に譲ったり謝ったりするようになりました。
そして、そんなお姉ちゃんを見て、妹も譲ったり謝ったりするようになってきました。
およそ半年ぐらいで変化しましたね。
相手の気持ちを少しずつ理解できるようになってきたと感じています。
様々な要因があるとは思いますが、ケンカを直接体験させ、向き合わせた効果はあったと思います。
親の務めは、教えることだけでなく、子供たち自らが学べる環境を提供することですからね。
まとめ:【兄弟ゲンカ】ケンカを学びに変える2つの方法
今回は、ケンカを学びに変える2つの方法を紹介しました。
ケンカは学びの宝庫です。
ケンカはすぐに仲裁せず、見守ってあげます。
ケンカを見ていると、イライラしたり心配になったりしますが、学んでいる最中の子供達に水を差してはいけません。
どのような結果になろうと、それ自体が学びです。
そして、ケンカが落ち着いたら、適切な声掛けをしてあげます。
私は、
- 2歳の娘には「お姉ちゃん、悲しんでるよ」
- 5歳の娘には「どうする?」
と声を掛け、ケンカ(現状)と向き合い考えるように促しています。
我が家では効果が出てきており、親が何もしなくてもお互いに謝ったり、譲ったりするようになってきました。
もちろん、相手を叩いたり、すごくイヤな顔をしたりと、感情コントロールはまだ未熟ですが、大きな進歩です。
「相手の気持ちの理解」や「自分の感情コントロール」は、非認知能力の一部であり、幼少期に身につけるべき能力です。
非認知能力を幼少期に身につけるべき理由は以下の記事でまとめていますので、よかったら見てくださいね。