どうも~子供のための知育を探求しているryuです。
子供とゲームについての気になる記事をまた見つけましたのでご紹介します。
今回は、今のゲーム依存の傾向と、今と昔で何が違うのか?を考察してみました。
小中学生の1割がゲーム依存傾向
気になった記事は以下です。
最近、この手の記事が多いなぁ。
横浜市教育委員会が市内の小中学生を対象に実施した調査とのことで、公開されている調査報告書を読んでみました。
回答率が3割の現実…
本調査は、2021年10月に実施されました。
横浜市立学校に通う小学生及び中学生13,245名に対して行われましたが、回答が得られたのは4,164名と全体の3割程度。
少ないなぁ…
調査報告書には、回答率が3割に留まった理由が書かれていました。
回収率が約 30%になった原因としては、回収方法を郵送法にしたこと、家庭環境により調査協力に違いが生じること、ゲーム依存傾向やネット依存傾向がある場合に回答しにくくなるなどの背景があると推測される。したがって、回答者には一定の偏りが生じている可能性は否定できない。
横浜市立小中学校児童生徒に対するゲーム障害・インターネット依存に関する実態調査報告書 より抜粋
郵送かよ!!
学校を通じて子供から直接回収とかじゃないのね…
それよりも、私も思いましたが、依存傾向がある家庭は回答しにくいだろうな…
そう考えると、依存率はもっと高いかもしれませんね。
調査内容詳細
本調査では、「ゲーム依存」と「ネット依存」の2つを調査していますが、ゲーム依存について抜粋します。
5つ以上該当すると、ゲーム依存傾向があると判定しています。
どうですかこれ?5つ以上ありませんか??
私が学生だった頃を思い返すと、軽く5つ以上はありますね。
(この調査の上では)立派なゲーム依存だったということです。
昔は昔で何かに依存していたはず
じゃあ、ゲームが無かった昔は健全だったのか?と言うと、本当にそうなのか?と疑問を抱きます。
現代の子供はゲームに夢中になり、ゲームが無い時代はテレビに夢中になり、テレビが無い時代は本や漫画に夢中になっていたのでは?と思います。
昔は昔で何かに依存していた可能性はありますよね。
単に今がゲームというだけで。
ゲーム特有の問題点
さて、「じゃあ、今に始まったことじゃないのなら、何の問題もないよね」とはならないと思います。
なぜなら、依存度の深刻さが増しているからですね。
現に、2019年には、世界保健機関(WHO)にて「Gaming disorder」(ゲーム障害)を国際疾病として正式に認定しました。
e-sportsとしてゲームがスポーツと認められた一方で、依存症が世界中で問題になっています。
そんなゲームの何が問題なのか?
テレビや本、漫画と何が違うのか?
大きく2つあると思います。
一つは、「携帯性が増している」ことです。
スマホや携帯ゲーム機が普及し、いつでもどこでもがコンセプトになりつつあります。
これは、ゲーム依存症の一歩を踏み出しやすい環境と言えます。
私が学生の頃は、とある深夜番組を見るために、親が寝てからこっそりリビングでテレビを見ていました。
親が起きてこないかドキドキしながら。
(今思えばバレていたんだろうな…)
それでも長時間は無理でした。
なぜなら、真っ暗なリビングで、低音量で見ないとけなかったからです。
環境が悪かったのです。
しかし、携帯できてしまうと、自分の部屋という充実した環境で見放題になりますよね。
そりゃあやめられませんよ。
「いつでもどこでも」は、便利である一方で、ずっと出来てしまう罠があります。
そして、もう一つは、「今のゲームは終わりがない」ことです。
テレビや漫画は終わりがありますよね。
「もっと見たい」という思いが募る一方で、これが自制に繋がっていたと思います。
しかし、今のゲームは「やり込み要素」が強く、ユーザーを依存させる気満々な作りとなっています。
オンラインゲームでは、いつでも友達に会えて、まるで現実の一部のようになっている。
スマホゲームでは、常にイベントが開催され、「やらなければならない」という思いになってしまう。
このように、やめどきが見つからず、どんどん依存していってしまいます。
他にも「親の関わり方」や「子供の意志の強さ」など、依存の理由はあるとは思いますが、少なくとも昔と比べて、依存しやすい環境になっていると思います。
依存しないために出来ること
ではどうしたらいいのか?
対処法については以下の記事で考察しましたが、まずは子供とルールを決めることが大切ですね。
できれば子供に決めさせるのがいいと思います。
私は、ゲームは一概にダメとは思いません。
私自身、ゲームで救われたこともあります。
しかし、何でもそうですが、依存してしまってはいけません。
それが無いと生きていけない…のではなく、○○をするためにゲームをする!と、ゲームを利用することが望ましいです。
私の場合、ストレス発散のためにゲームをすると決めています。
ゲームができないと悲しいですが、すぐに気持ちを切り替えるようにしています。
しかし、子供は感情をコントロールする能力(EQ)が未熟であり、まだゲームをやめるスキルを身につけていません。
そのため、親がしっかり見てあげることが大切です。
子供の成長は根気が必要ですが、諦めないようにしていきたいですね!